クリスマスに配る(ブラック)プレゼント工場の社長であるサンタクロースが
人間界に行って倒れたエルフの為にビタミンCを探すお話です。
本作ではサンタクロースの服が緑色と原典に忠実
しかし、古臭いサンタではなく
スノーボードで自分の工場に行きます。
それだけでかなりファンキーなのですが・・・
プレゼント工場もかなりファンキーなのです!
『おもちゃを作るのは楽しくなければいけない』という主義の元このようになっている。
しかし!!
このサンタクロースはサービスを充実するにあたり従業員にかなり厳しいノルマを課している
ブラック企業ばりのプレゼント工場だったのだ!!
その為に従業員のエルフが全員倒れてしまい、人間界へ特効薬であるビタミンCを探しに行くお話です。
しかし、彼はサンタクロース・・・
正体を隠すことなど一切しないで
能力をフルに使ったから周りは大変な騒動になっていく
プレゼントをあげた子供は忘れないから顔と名前は憶えている
↓
ストーカーと間違われる
どんなところでもすり抜けれる
↓
警察の留置所から脱走
それでも彼は人間界でエンジョイしているみたいなようで・・・
果たしてクリスマスまでにビタミンCを持って帰れるのでしょうか!!
ここから私のフランス映画を見る点で気を付けている部分です。
フランス映画と言えば有名なものに『真夜中のパリでヒャッハー!』というものがありますが、
これとの共通点・・・というより、近年のこういった映画で見られる手法なのですが
主人公の心情描写と背景の色合いをリンクさせている。
つまり、気分が良い時は色鮮やかな世界になって、
気分が落ち込んでいる時は単調な色合いになっている。
『真夜中のパリでヒャッハー!』を例にすれば
主人公と社長の息子の関係性が背景とリンクしていて、
冷え切っている時は暗かったり単調な色合いに対し、
中が深まった時はド派手な色合いになっている(最後のパーティシーン)
本作『クリスマス・カンパニー』では、
基本的には暖色系で温かい雰囲気の内容ですが、
ある部分でかなり色が無くなるシーンがある。
不安、恐れなどの負の感情に押しつぶされそうなサンタクロースの心情を色彩的に表現している!
コメディ映画でありファミリー映画ですので
今年のクリスマスはこの映画で決まり!!