ここで前作のおさらいはスルーして
前作『パシフィック・リム』と
横尾 公敏作の漫画『ロボット残党兵』について書いていこうと思います。
デル・トロ監督はもしかしたら『ロボット残党兵』を読んでいるかもしれないという内容です。
さてはじめに
『ロボット残党兵』について
時は第二次世界大戦
各国激戦を繰り広げる中、大日本帝国が戦場に送り出したロボット兵「日の丸人」
多くの戦果を収めるも各国も同じような「機械化人」を投入していく・・・
その日の丸人の一人三船
病気に犯されて先が長くない命だったが家族を守るため、娘の成長を見守るために
自ら機械化人となる。
元は機械化人計画の研究者であり、友人である高橋
秘密警察所属の森
彼らを巻き込み多くの陰謀へ身を投じていくのである・・・
ここで気づいたと思うのですが
秘密警察の森
(昭和怪人伝より)
刀を使って戦うという
パシフィック・リムでなんか聞いたことあるような…
その森なのですが
身体の中に隠し武器で短刀を無数に持っている!
しかも爆弾として使える!
森・・・隠し武器・・・刀・・・
もうね、たまらないですよね!
他にも似ている点と言えば
日の丸人の通常武器として内蔵されているロケットパンチ
肘部分が開きジェット噴射でパンチ力をアップする・・・
どこかで見たことがあるような…
ちなみに上のコマの怪獣みたいなのはアメリカの機械化人
『ジェミニ』
巨大な機械化人だと1人分の脳では負荷が掛かり過ぎるため
2人分の脳を搭載した機械化人
ちなみに彼らは兄弟という設定
どっかで見たような気がする…
巨大な機械化人は各国色々作られていますが
もちろん日本にも巨大機械化人があります!
その名も「愛国人」!!
これはアメリカのものと違い
1人が操縦する機械化人
脳の負荷問題は無数の脳を搭載することにより解消という狂った設計
しかも内蔵兵器多数持っており、その中の一つが強力な電磁波嵐
どこかで見た攻撃・・・
世界各国のみならず日本国内でも研究所ごとに特色のあるイェーガー・・・じゃなくて機械化人が開発され、
それを取り巻く環境の変化や思想の変化などが流れるように書かれていて
絵柄的に好き嫌いは分かれるとは思いますがお勧めの漫画作品です。
パシフィック・リムもイェーガーの衰退から話がはじまるのですが
実はロボット残党兵も題が示す通り、第二次世界大戦で日本が敗戦した後
残党兵となった日の丸人『三船』の物語でもある・・・